2017 東北大学浅虫臨海実習③

2017.08.04

  • 理科
  • 生物部
2017年8月4日
午前中は、2グループに分かれての活動。
浅虫温泉森林公園の散策に行ったグループは、スジクワガタ、オニヤンマをはじめとしたさまざまな生物を観察。標高100メートル程度であるにも関わらずミズナラ等が多くみられることに気付いたようです。
もう一方のグループは、美濃川先生にご指導いただきながら実習室で実験を行いました。
ウニの受精卵が2細胞になった際に1つずつの割球(細胞)に分離して培養するとどうなるかを確かめるために、一人ひとりが実体顕微鏡下で分離作業を行います。
また、受精卵をさまざまな条件下で培養し、その影響を調べることに。結果が楽しみです。
午後は海産無脊椎動物の受精が専門の経塚啓一郎先生より、受精のメカニズムについて教えていただきました。
精子の侵入や卵の活性化に関するかなり専門的な内容でしたが、食らいついて質問し、講義終了後も生徒どうしであれこれ議論していました。
一転、浅虫ならではの実験であるホタテガイの解剖。左右を確認した後、外套膜、拍動する心臓、眼点、鰓の繊毛運動、桿晶体をはじめとした各部位の観察を行いました。皆熱心です。
ホタテづくしのバーベキューの後、夜はウミホタルの採集。海中で光るウミホタルと陸で光るホタルを同時に見られるとは思いませんでした。
本日も盛りだくさんの内容。明日帰京します。(引率教員)
森林公園展望台より

森林公園展望台より

分離した細胞(割球)を回収

分離した細胞(割球)を回収

ホタテガイの解剖

ホタテガイの解剖

ホタテガイを捌く(刺身用)

ホタテガイを捌く(刺身用)

ごちそうさまでした!

ごちそうさまでした!